乳がん検診・子宮がん検診

抵抗があって婦人科にかかったことがない、数年前に検診してそれっきりという女性は多いかもしれません。しかし定期的な検診は女性に大変重要です。鉄鋼ビル丸の内クリニックで行われる乳がん・子宮がん検診は、全て女性医師が担当し、スタッフもすべて女性です。気になることがありましたら、いつでもご相談ください。
※妊娠中・妊娠の可能性がある方への乳がん・子宮がん検診は行っておりません。

乳がん

女性の方の乳房は、母乳を作る部分(乳腺)とその母乳を乳頭まで運ぶための道(乳管)によって作られています。この乳腺や乳管に悪性の腫瘍ができてしまうのが乳がんです。以前は、乳がんになる人(罹患率)が少なかったのですが、1980年頃より右肩上がりに増えてきました。増えてきた原因ははっきりしていませんが、食生活の欧米化等が原因の一つと考えられています。一方、乳がんで亡くなった方の割合(死亡率)は、これも以前に比べると増加していますが、罹患率の増加に比べるとあまり増えていません。これは、乳がん検診が一般化してきたことや、マンモグラフィーや乳腺超音波の精度向上による早期発見、そして、乳がんが早期治療により治癒しやすいがんである事等が影響していると考えられます。つまり、乳がんにならないようにすることが大事なのですが、なったとしても、早期発見、早期治療が大変重要です。

乳がん検診は何歳から?

それでは、何歳になったら乳がん検診を受ければいいかという問題です。現在、日本では、マンモグラフィーによる乳がん検診を40歳以上の女性に推奨しています。これは、40歳後半に乳がんの罹患率がピークになることや、マンモグラフィーが、乳腺の発達している若い方には不向きである等の理由からです。しかし、年齢別の乳がん罹患率は、25歳頃から増え始め、30歳代になると、右肩上がりになります。そうなると、20歳代、30歳代でも安心してられません。20歳代、30歳代の方でも以下に示すような乳がんのリスクがある方は、乳がん検診を受けることをおすすめします。

  1. 親族に乳がんを患った方がいる
  2. 喫煙をする
  3. 喫煙する人と接触する時間が長い
  4. アルコールを大量に飲む
  5. ピルを飲んでいる
  6. 乳がんになってないか心配な方

乳がん検診で行われる検査

乳がん検査では年齢や授乳経験の有無によって適切な検査内容が異なるため、超音波検査、マンモグラフィーを必要に合わせて行います。

1.マンモグラフィ検査
乳房を機械で圧迫して、レントゲンで撮影する検査です。専用の装置をつかって、乳房を片方ずつ板で挟んで撮影します。その際に痛みが生じますが、病気の原因となる乳腺を広げて固定し、撮影することで、がんの状態がよりわかりやすくなります。がんはしこりや石灰化の形や分布によって悪性度が異なるので、圧迫することは大事なことなのです。当クリニックでは、東芝社が開発したPeruruを使用しています。この装置は、日本人女性の厚みが少ない乳房を基準に女性スタッフによってつくられた機械で、当院の患者様からも痛みが少なかったなど、大変ご好評いただいております。

2.乳房超音波(エコー)検査
超音波装置で乳房を検査します。超音波検査は、マンモグラフィーと違いがんが黒く写ることが多いので、若い方でも乳がん検診をうけることができます。 20歳代、30歳代の方は、超音波検査による乳がん検診をおすすめします。
また、40歳以上の方は、マンモグラフィー単独で乳がん検診するよりも、超音波検査と併用でやったほうが、乳がん検診の精度が向上することがわかってきており、最近は、マンモグラフィーと超音波検査併用による乳がん検診が主流となってきています。超音波検査のメリットとしては、マンモグラフィーとは違い、痛みは生じません。またしこりの判別に強いので、できものがあったとしても、ある程度良性・悪性の判別が可能です。

乳がん検査の種類と価格

検査 価格(税込)
マンモグラフィ 6,600円
乳房超音波(エコー) 5,500円

乳がん検診のご予約

乳がん検診のご予約は、Webでもお電話でもお受けいたします。

マンモグラフィー検査をご希望の方  : ⇒Web予約へ  (マーソ㈱が運営するサイトに遷移します)

乳房超音波(エコー)検査をご希望の方 : ⇒Web予約へ (マーソ㈱が運営するサイトに遷移します)

電話予約:03-6212-3888

子宮がん

子宮がんには、頸部(子宮入口)に発生する「子宮頸がん」と体部(子宮奥)に発生する「子宮体がん」があります。子宮頸がんは、性行為感染によるHPV(ヒトパピローマウイルス)が関係していて、20歳頃より発症するようになり、その後右肩上がりに増加し35歳頃にピークを迎えます。国の指針では、早期発見のため20歳から2年に1回子宮頸がん検診を受けることが推奨されています。鉄鋼ビル丸の内クリニックの子宮頸がん検診は、女性が安心して受けられるように、全て婦人科専門医の女性医師が担当し、スタッフもすべて女性です。一方、子宮体がんは、閉経前に発症することはまれで、40歳代後半から増加して50歳代から60歳代にピークを迎え、その後減少しています。国の指針によると、現時点では、検診による死亡率減少効果は認められていないため、子宮体がん検診は推奨されておらず、鉄鋼ビル丸の内クリニックでも、自費診療による子宮体がん検診はおこなっておりません。しかし、子宮体がんは、早期の段階で不正出血を起こすことが多いため、不正出血が見られた場合は、必要に応じて保険診療による子宮体がん検査(子宮内膜細胞診)を行っておりますので、婦人科にご相談ください。

卵巣がん

卵巣がんは、40歳頃から増加し始め、50~60歳代でピークを迎えます。しかし、若い人でも発症することもあり注意が必要です。卵巣がんは、進行の早いものがあることから、早期発見が難しく、検診による死亡率減少効果は認められていません。そのため、「卵巣がん検診」は、国の指針では推奨されておりません。それでは、どのようにして、少しでも早く見つけるかですが、「経腟超音波検査」による定期的な検査が重要になってきます。これを定期的にすることにより、早期発見の可能性もありますので、なるべく「経腟超音波検査」を受けることをお勧めします。

子宮がん検診の検査内容

鉄鋼ビル丸の内クリニックでは以下の検査が受けられます。

検査項目 検査内容 価格(税込)
子宮頸部細胞診 子宮頸がん検診 5,500円
経腟超音波検査 子宮全体、卵巣をみる検査 4,400円
腫瘍マーカー 炎症やがんに反応して上昇する血液物質 3,300円

子宮頸がん検診は、子宮頸部細胞診のみとなりますが、子宮、卵巣全体の病気をチェックするためには、子宮頸部細胞診と経腟超音波検査の両方お受けになることをお勧めします。腫瘍マーカーもご希望の方は、3つの検査がセットになった【子宮がん検診 価格:11,000円】をお受け下さい。

子宮がん検診を受けるにあたってのお願い

  • 月経(生理)中は検査が正確に行えない可能性があるため、月経(生理)中の検診は避けてください。
  • 婦人科検診は自費検査ですが、診察の際は保険証の持参をお願いします。
  • 問診の際に最終月経(生理開始日と期間)をお聞きします。確認の上ご来院ください。
  • 子宮頸がんの発生にはHPV感染の関係が示唆されています。HPV検査ご希望の方はお申し出ください。

子宮がん検診のご予約

子宮がん検診のご予約は、お電話にてお願いいたします。

電話予約:03-6212-3888

鉄鋼ビル丸の内クリニック

〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-2 鉃鋼ビルディングB1F
TEL.03-6212-3888
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